FC2ブログ

記事一覧

キラウエア火山が新しい小島を造成?!

ハワイ島沖に新しい島が発見された


2018年7月14日、ハワイ島沖に新しい島が発見された、と、米国地質調査所が USGS Volcanoes の facebook で紹介しています。

キラウエア火山が、本島の沖合に直径6~9mの新しい溶岩島を作ったようです。
とは言っても、溶岩をここまで吹っ飛ばした訳ではありませんよ。キラウエア火山ですから、当然ながら、溶岩トンネルを使って溶岩を運んでいるのでしょう。
キラウエア火山が造成した溶岩島

溶岩トンネルって何?


溶岩+地形の名称というと、溶岩ドームを思い浮かべるひとが多いのではないでしょうか?(若い方はご存じないかも?)
雲仙普賢岳の噴火で有名になりましたね。押し出されるように火口から溶岩が上がって来て、溶岩ドームを形成しました。雲仙普賢岳の溶岩は粘り気が強く、山の斜面を川のように流れ下るようなことをできなかったのです。

これに対して、キラウエア火山の溶岩は、少しの傾斜でも川のように流れることができるくらい、粘り気が少ないのです。
大量の溶岩が川のように流れると、表面は冷え固まって岩になるけど、内部は熱いままで冷まされにくい状態となり、内部を溶けた溶岩が流れます。このシステムのおかげで、温度を下げずに溶岩を遠くまで運ぶことができるわけです。このような火山地形が溶岩トンネル(Lava tube)です。
噴火が終わって、内部の溶岩が流れ去った後は、トンネル状の地形が残され、観光地になっています。日本では、富士山の鳴沢氷穴や富岳風穴が溶岩トンネルです。

海中でも溶岩トンネルができる


今、キラウエア火山では、水中に流れ込んだ溶岩は冷えて固まることなく、ラバーチューブを形成したわけですね。地上だけでできる地形と思っていました。海の方が温度が低いイメージがありますが、このあたりの水温は28度前後。山頂の方がよっぽど気温が低い(夜は寒い)ですね。
1000度を超える高温の溶岩が水中に出てくると、水が沸騰して爆発的なイベントが起こりそうにも思います。たいして深くもない水中でラバーチューブができるって、やっぱり不思議。

USGSの見解によると、水中の溶岩トンネルは、そのうち地上に出てくるようです。

スポンサーリンク

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

kilauea

Author:kilauea
地質が大好きで、最近は火山活動に興味を持っています。
今夢中になっているのが、世界で一番安全な噴火をしているというキラウエア火山。現在の噴火の様子、過去の噴火の様子を残す地形など、皆さんとシェアしたいと思います。

ランキング参加してます

応援よろしくお願いします‼

スポンサーリンク