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キラウエアイキトレイルを歩こう

プウオオ横から
キラウエアイキトレイルを歩こう

キラウエアイキクレーターをじっくり観察してみましょう。
ここは1959年の噴火時に溶岩湖となっていました。
内部に熱は残っているようですが、溶岩はもう固まっています。

歩行距離:6.4km(4mile)
歩行時間の目安:2〜3時間
標高:1180m(3874 feet)
標高差:122m(400feet) 40階建ての建物に相当
注意事項:
・トレイルから外れない
・崖(不安定です)や地面のクラックに近づかない
・丈夫なウォーキングシューズを履く
・1リットルくらいの水と、クッキー等の軽食を持ちましょう
・天気は急変するので、日光対策と雨対策が必要。

トレール入口で、ガイドの小冊子を2ドルで売っています。ネットでも公開されています。
トレイル上の見どころに番号の看板があり、ガイドブックに説明があります。
順に歩きましょう。

1.クレーターを展望しましょう。
クレーターの向かい側にある噴石丘プゥプアイは、1959年の噴火でできました。噴石丘の底にある赤褐色の火口から、5週間、噴水のように溶岩を噴出し、クレーターの半分の高さまで溶岩湖を作りました。噴出しました。
この時噴き上げた溶岩の高さ580m(1900feet)は、ハワイでの最高記録、プゥプアイの5倍の高さです。
2.クレーター端のコンクリートの土台の正体は?
火山活動を観測する資材の運搬に使った土台です。
土台の上に支柱を立て、山側に設置したジープにロープを上げ下げさせ、クレーター内外に重機等の資材を運んだそうです。

3.溶岩はここまで飛んできた!
溶岩は、クレーターを横断してここまで飛んできました。その際、植物は焼け更地になったので、今のジャングルは、溶岩が冷えた後に飛んできた種子から育ったものです。

4.壮大なパノラマを楽しみましょう
プゥプアイ、ハレマウマウクレーター、晴れた日にはハワイ島で最大の火山マウナロアまで見渡すことができます。

5.ジャングルは噴火の犠牲になったうえ、外来植物や野生動物という別の破壊力の影響も受けています。
ショウガ科の黄色い花

6.クレーターを見下す最後のポイント
1959年の噴火前、クレーターには木々が茂っており、現在の2倍の深さ、244m(800feet)でした。ここからクレーター底へと下りてゆきます。

7.バスタブリングと呼ばれる岩棚
この地形は、溶岩湖の最高水位(?)を示しています。溶けた溶岩が地下に戻る際に、冷え固まっていた表面部がこの位置で残った、というわけです。
この辺りの溶岩には、緑色、ガラス質のオリビンの結晶が含まれています。
緑色の鉱物オリビン

8.キラウエアイキ溶岩の温度1217度は、溶岩の最高温度
あたりの溶岩はアァ溶岩に似ていますが、スパターと呼ばれる飛んできた溶岩が崩れた塊です。
赤い花

9.メイン火口を観察しましょう
火口周辺の岩の色の変化を観察しましょう。火山ガスは溶岩中の鉄分を酸化させ、溶岩に赤、紫、茶色の色調を作り出します。
溶岩の噴出孔

10.なにが起こったらこんな地割れができるの?
溶岩がクレーター深部に沈み込むと、固まっていた表面が曲がって割れ、このようなでこぼこの岩峰ができました。
今でも溶岩湖はゆっくりと冷え、収縮しているため、クレータ底は年間約2cm沈降しています。
キラウエアイキクレーターの地割れ

11.溶岩湖に滑り落ちた大岩のテラス
所々、クレーター底の割れ目から噴気が出ています。噴気は、雨水が地下の熱で蒸発した水蒸気のようなものです。寒く風の強い日にはありがたい存在ですが、気を付けてください!噴気は熱いです。
噴気口周りの白い蒸着物

12.カルデラ底面が意味するものは?
冷え固まった溶岩湖表面にはひび割れができ、3〜6mのプレートに分かれました。すぐに溶岩が上昇しプレートの上に乗り、プレートは表裏ひっくりかえりました。この「地殻転覆」は何度も起こりました。あなたは最後の転覆によって形成された表面にいるわけです。

13.溶岩湖の冷却過程の調査に用いたドリル穴
噴火の4か月後の掘削調査では、固まっているのは表面から2.7mまででした。
1988年には、溶けているのは深さ73〜100mだけになっていました。
現在、溶岩湖は完全に固まっていますが、まだ熱は残っています。

14.見てきたものを振り返ろう
クレーターを登る前に、噴火の様子を想像してみてください。溶岩湖の表面はうねり、波がこの岩棚に押し寄せています。
夜空を照らして溶岩噴水が吹き上がり、クレーター端にまで噴石を飛ばしながらプゥプアイが成長します。焼けつくような熱と、爆発する溶岩の雷のような轟音を想像してみてください。
将来の噴火や100年後のキラウエアイキの姿を予想してみましょう。
赤い実

15.約500年前に溶岩が流れたLava tubeを探検しましょう
道路の向こうにあります。
トレイルを帰る

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プロフィール

kilauea

Author:kilauea
地質が大好きで、最近は火山活動に興味を持っています。
今夢中になっているのが、世界で一番安全な噴火をしているというキラウエア火山。現在の噴火の様子、過去の噴火の様子を残す地形など、皆さんとシェアしたいと思います。

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